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家紋
KAMON
家紋は、日本文化の中で息づいてきた、自らの家系、
家柄を象徴する紋所となります。
自分が存在している脈々と続く歴史のマーク、と言っても良いでしょう。
古くは、刀・甲冑などの武具に使われ、
武家・公家だけに許されていましたが、
平安時代以降人々の暮らしに広がり、
江戸の庶民文化の中では、身分に関わらず使われていました。
限られた階級のヨーロッパ貴族だけに使われた紋章とは異なり、
日本の紋所は、一般庶民にも広く使われた点は大きな違いでしょう。
木瓜紋
木瓜の帯どめ
薩摩藩 島津家の紋
富山県 「写楽」様の暖簾
富山湾で捕れた地の魚を頂ける、素晴らしいお料理をご提供されるお寿司屋さん
40年以上続く老舗のお寿司屋さんですが、先々代がその昔、
薩摩より移住され、こちらで開業をされたとのこと。
その故郷を想い、本来の家紋とは別に、薩摩藩島津家の紋章を暖簾に残し、
寿司屋の伝統を守り続けていらっしゃいます。
家柄を表すばかりでなく、
【家紋】にはその背景や歴史を
感じさせてくれるSTORYもあるようです。
礼服を着る機会も少なくなり、
家紋が多くの場面で見られなくなったものの、
老舗旅館の暖簾、歌舞伎の世界などでは、
現代も尚日常的に使われています。
着物は、私たち日本人の民族衣装。
ハレの場にはもちろん、日本文化の心を忘れず、
時に着物で身を装いたいもの。
着物を着る機会も少なくなってきていますが、
着物に袖を通せば、
心が整います。
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